2015年4月11日土曜日

キャッシュサーバとownCloudサーバをRaspberryPi2に移行する-IPv6対応(3)

■Dnsmasqのインストール

現在の(Raspbian-wheezyでの)バージョンは2.62。

$ sudo apt-get install dnsmasq
$ sudo nano /etc/resolv.conf
nameserver 127.0.0.1
nameserver [ISPのDNSサーバ]
 あとは「/etc/hosts」に好きに書いて、再起動すればいいじゃない。
$ sudo /etc/init.d/dnsmasq restart

■ownCloudのインストール


 面倒なのでOwncloudPieを使用。

- GitHub - petrockblog
OwncloudPie

 wheezyのphpバージョンは5.4だけど、php-apcまで導入済み。
 その上、nginxとvarnishまで入るので、既に最適化はされている模様。
 OwncloudPieでは、ownCloudのバージョンは最新版(latest)が入る。
$ sudo apt-get install -y git dialog
$ cd
$ git clone git://github.com/petrockblog/OwncloudPie.git
$ cd OwncloudPie
$ chmod +x owncloudpie_setup.sh
$ sudo ./owncloudpie_setup.sh

 オレオレ証明書の作成は適当に。入力しない項目は“.”を入力すること。

 ちなみに、Apache2版を入れた場合、現在のバージョンのownCloud8では「.htaccessに書かれてるバージョンが違う」と言われてハマる。特別な事情がない限り、素直にnginx版を入れたほうが無難。

 このままでもownCloudは使えるけども、DBにsqliteを使ってしまう。
 sqliteでは管理するファイルが増えてきた場合に遅くなってきてしまう。また、そうなってから別DBに移行しようとすると超絶面倒&失敗すると全てがパァなので、最初からMySQLを使うように設定しておく。
$ sudo apt-get install mysql-server

 インストール時にMySQLのパスワードを設定しておく。
$ sudo apt-get install php5-mysql
$ sudo mysql -u root -p

 ここでMySQLのパスワードを聞かれるため、インストール時に設定したパスワードを入力する。
mysql> create database owncloud default character set utf8;
mysql> show databases;
mysql> grant all on owncloud.* to owncloud@localhost identified by '[owncloud@localhostのパスワード]';
mysql> \q

 あとは「http://[RPi2-IPAddr.]/owncloud」で現れるowncloudの初期設定画面から、DBにMySQLを使うよう設定すればOK。

 TS-121のownCloud6より、ずっと早い!!
 Android機での同期速度は2MB/sくらい(FolderSyncを使用)ですが、実際にUp/Downを頻繁にするわけでもないので、まぁこれはこれで。

 2GB程度の同期チェックで1分程度なので、遅いと見るか早いと見るか…。
 物足りない人はBittorent Syncなんかを使うといいかも。


キャッシュサーバとownCloudサーバをRaspberryPi2に移行する-IPv6対応(4)に続く...

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