※「IPv6対応」と謳いながら、ZiproxyはIPv6に対応できていない。詳細は「■結果」を参照。
キャッシュサーバとownCloudサーバをRaspberryPi2に移行する-IPv6対応(2)
■RaspbianをUSB-SSDから起動させる
■IPv6対応&ポート閉塞
キャッシュサーバとownCloudサーバをRaspberryPi2に移行する-IPv6対応(3)
■ownCloudのインストール
■Dnsmasqのインストール
キャッシュサーバとownCloudサーバをRaspberryPi2に移行する-IPv6対応(4)
■Polipoのインストール
■Ziproxyのインストール
キャッシュサーバとownCloudサーバをRaspberryPi2に移行する-IPv6対応(5)
■Squid3のインストール
■Privoxyのインストール
■Muninのインストール
■それ以外の設定
■結果
2012~2013年は、新居の設計、引っ越し、転職…といろいろあったけど、それはそれとして一気に省略。
2012年のおれに言いたいこととしては…
- 全てのコンセントは3極にしておけ!
- 壁面に埋め込まれるLANのケーブルは、黙ってカテゴリ7にしておけ!
■キャッシュサーバをCubox→TS-121→RaspberryPi2に移行するまで
引っ越しの際、NASをQNAP TS-121に変更したため、Squid、PrivoxyはCuboxからこちらに移行。
空いたCuboxにGeexboxを入れてUSB-DACに繋いで遊ぶか…と思い立ち、久々にCuboxを触ると、SolidRunのHPからCuboxのWikiが消えてしまい、ググっても出てくるのはCubox-iとHummingBoardの情報ばかり。
Geexboxも、Cubox-Installerから入れられるのはarmhf版のNightlyBuildだけで、USB-DACを繋ぐとフリーズするので、公式ページを覗きに行くと、まさかのISISクラッキング。
こりゃちょっと安心して遊べないぞ…ということで、代替わりしたRaspberryPi2(以下RPi2)でいろいろ遊んでいたところ、以下のページを発見。
- Midwestern Mac, LLC
Getting Gigabit Networking on a Raspberry Pi 2 and B+
そういや、丁度手元にUSB3.0のUSB-GbEアダプタがあるな…とpingを使って簡単に計測すると、200Mbpsとまではいかないが、160Mbpsは出ている計算。
60000(Bytes ping packet) * 2(Times[Up/Down]) * 8(byte to bit) / 0.006(sec) = 160Mbps
※玄人志向 GbE-USB3.0S2とサンワサプライ 400-HUB022で確認。どちらも同値。
暗号化しないFTPでも150~200Mbpsは出ているので、これは案外使えるんじゃね?ということで、ついカッとなってRPi2をサーバに仕立てて遊んでみた。後悔はしていない。…多分。
(もうすぐDebian-jessieがリリースされるのにwheezyか…とかその辺は置いとく)
初代RPi(メモリ256MB版)でも実測120Mbpsは出ているので、そちらでもメモリが許す限りの範囲でサーバ化は可能なんじゃないだろうか。
(512MBは実測前に友人に譲渡したので不明。B+、A+はそもそも持ってないので実測していない)
■RPi2をサーバ化してやってみたいこと
- TS-121にownCloud6を入れて、あまりの遅さに使用を断念したので、RPi2上のownCloud8はどんなモンだか使ってみたい
- 引っ越しに当たり、NGNのIPv6-IPoE環境に移行したので、入れるサーバもIPv6化しておきたい
- Polipo+Ziproxy+Squid3+Privoxy+dnsmasqで「ぼくのかんがえたさいきょうのキャッシュサーバ」を作ってみたい
ちなみに、構成としては以下の通り。
THE INTERNET !!
↑
Polipo
↑
Ziproxy
↑
Squid3
↑
Privoxy
↑
Client(PC, Tablet, etc...)
Ziproxy:画像ファイルの画質をある程度犠牲にして再圧縮して省サイズ化
Squid3:ziproxyで圧縮した状態のファイルをキャッシュ
Privoxy:広告等の不要なリクエストをリジェクト
…という構成。IPv6対応させるためにSquidは2系じゃなく3系を使用。
普段はPolipo+Squid3で、スマホやVPNの場合だけZiproxy+Privoxyを使う、という場合は、SquidとZiproxyを入れ替えてもいいかもしれない。
また、Privoxyより上位のプロキシに直接接続できるよう、意図的に接続先を絞っていないので、プロキシ全体が安定してきたら、接続先を絞っておくと良い。
「IPv6-IPoEならPPPoEの速度制限を受けないから、キャッシュ要らなくね?」という問いには聞こえないフリをしますよ?
キャッシュサーバとownCloudサーバをRaspberryPi2に移行する-IPv6対応(2)に続く...
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